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6.202021
実践できないのは学び方に問題がある?理解スピードと実践力を高めるポイント
仕事の学び方の問題を解決する学びスタイルの実践
仕事力を高める知識や方法を学んでも、実践できないことも少なくありません。
実践できないのは、その知識や方法が自分の仕事に合っていないと言い訳していませんか?
一見合わないとされる知識や方法が仕事を変革し、大きな効果を生むことも少なくありません。
仕事力を高める知識や方法の理解スピードを高め、実践力を身につけるポイントを紹介します。
<目次>
今までの学び方の問題
・左脳中心の理解でスピードが高まらない問題
・知識先行型の学び方の問題
・知識を選別する学び方の問題
・知識インプット型の学び方の問題
問題を解決する学び方
今までの学び方の問題
今までの学び方には、次のような問題があります。
左脳中心の理解でスピードが高まらない問題
最初の問題は、言語データだけによる学び方です。
読む・聞く主体の学習は、言語データを扱う左脳だけで学んでいることになります。
左脳は論理的理解に長けていますが、処理量が少なく、忘れやすいという特性があります。
また、読む・聞く主体の学習は、入ってきた情報を頭の中で、整理し、組み立てて理解する必要があります。
整理や組立がうまくできないと、情報の全体像や構造がわからず、論理的理解を阻害します。
イメージデータで右脳も使って学ぶ
言語データとイメージデータの両方を使って理解する学び方にしましょう。
動画などを使って、目と耳からイメージデータと言語データを同時にインプットし、左右の脳を使うことで理解スピードを高めましょう。
全体像や関係性、ステップを表したイメージデータを使って学習することで、論理的理解が高まります。
ステップや時間的変化などを表すアニメなどを使った学習をすれば、疑似体験による実践的学びが得られます。
知識先行型の学び方の問題
次の問題は、知識先行の学習スタイルです。
「まず、習って、理解して、習ったことを実践する」というものです。
しかし、理解できないこと、納得できないことは、実践できません。
ところが、理解できないこと、納得できないことの方が、自分を大きく進化・成長させる可能性が高いのです。
「コミュニケーションを少なくすると、仕事の品質は高くなる」、と言われたとき、納得できますか?
品質を良くするためにコミュニケーションを減らすことはできますか?
しかし、実際にコミュニケーションを減らす改善をして品質が良くなったという体験をすれば考え方は大きく変わります。
経験から学ぶスタイルへ
知識先行型の学び方を経験からの学びを重視する学び方にしましょう。
体験してから、その論理や方法の説明を聞いて、深掘りし、習得するというスタイルです。
体験し、事実を目の当たりにすれば、頭で理解するというスタイルから、事実から理解するというものに変わり、常識の壁を・越えた、新たなナレッジを手に入れることができるようになります。
知識を選別する学び方の問題
3つ目の問題は、知識を選別する学び方です。
何かを学ぼうと本などの教材を探すとき、自分に合ったモノや、わかりやすいモノを選んでいませんか?
この学び方は、自分の知識や常識のフィルターで、知識を選別して、学びの範囲を狭めてしまいます。
特に、自分の殻を破るような、改革的な学びは、最初に排除されてしまいます。
広範囲のナレッジに触れる学び方へ
知識を選別する学び方を広範囲の知識に触れる学び方にしましょう。
自分のフィルターで狭められない、広い範囲のナレッジに触れる学び方が、知らぬ間に自分にはめてしまっている枠組みを外し、可能性を大きく広げてくれます。
知識インプット型の学び方の問題
最後の問題は、インプット型の学び方です。
学ぶことは、新しい知識を得ることと思っていませんか?
それは、正解ですが、それで終わっては、意味がありません。
学びは、仕事で実践して、効果を出さなければ意味がないのです。
学びを実践して活かすためには、習得した・個々の知識を関連付けて組み立てて、連動させる力が必要です。
アウトプットする知識を組み立てる学び方へ
知識インプット型の学び方をアウトプット型の学び方にしましょう。
アウトプット型の学びは実践力そのものを高める学びスタイルです。
自分の中にある・知識や情報を組み立てて、仕事への適用の・仕方を何度も見直しながら、有効性と実現性を・高めるトレーニングです。
問題を解決する学び方
学び方を変革するためには、3つのラーニングスタイルを取り入れてみましょう。
学びを生活の中に組み込む
学ぶことに負担を感じると長続きしません。
薄く、長く続ける学びが習慣となるようにしましょう。
毎日の通勤時などに学習動画を流し見するなど生活の一部に学びを組み込んでいきます。
仕事全体をカバーした学習動画を流し見することで、広範囲の知識に触れる学び方ができます。
これは、スクリーニング学習となり、自分の強みと弱みを浮き彫りにします。
強みは、伸ばすための学習に、弱みは鍛える学習へとつなげていきます。
強み、弱みを認識すると、それが気になり、深掘り学習がしたくなります。
動画でピンポイントで深掘りしたり、演習などでさらに応用や実践について学びを深めるようにしていきます。
頭で理解せず、経験から理解する学び方へ
理解する前に経験してみることを優先していきましょう。
頭で理解するスタイルは、知らぬ間に知識の選別をしていたり、知っている他の事に置き換えて知識のすり替えをしたりしてしまいます。
まずは、経験してみて、その経験から自分の課題を見つけるスタイルにすることで、実践力が高まります。
また、経験を先行させるスタイルは、事実から学び、失敗から学ぶ力を身につけることができます。
セミナーやワークショップなどで、演習などで体験して、そこから自分の課題を見つけたり、失敗から学ぶことをしていきましょう。
また、様々な経験や失敗事例を知っているコンサルタントや専門家との対面セミナーとQ&Aを通じて、自分の常識の壁を破る知見に触れることで、異なる考え方の知識を取り入れる学び方もしましょう。
受講者同士で課題に取り組むワークショップに参加することで、他者に説明する力が求められることから、実践に必要な知識の組立力、再構成力を鍛える学び方もできます。
様々な経験知を取り入れる
コミュニティ活動、フォーラムなどによって、様々な知見やノウハウに触れ、新たな気づきやイノベーションの機会を得ることに努めましょう。
フォーラムを通じて、様々な業種、職種の人たちの・視点での意見やアドバイスを得て課題解決力を高めます。
また、様々な経験知に触れることで、擬似的経験を増やしましょう。
グループへの情報発信や課題解決策の立案を通じて、知識を整理し、解決策としてまとめる力が高められます。
実践するために
学び方の問題を解決し、理解スピードと実践力を高めるには、動画を中心とした学習を行い、専門家のセミナーを受講し、様々な人と交流する中で経験値を共有することをお勧めします。
ラーニングミックスは、学び方を変え、仕事スキルを高めるのに役立つ学習プラットホームです。
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