仕事の脱・常識
他社ができないことをできることが競争力
トヨタ生産方式の原理原則は、世の常識とは真逆な考え方をしています。
例えば、世の常識は、「欠品しないために在庫を持つ」ですが、トヨタ生産方式の常識は「在庫があると欠品する」です。
「品質を高めるために原価を極限まで下げる」
「自働化は止めることを自動化する」など、
一般的に良いとされていることとは異なる見方や考え方をします。
競争力は、他社のできないこと、他社のやらないことをできるようになることにあります。
私たちがトヨタ生産方式の原理原則を推奨し、改善の拠り所にしている理由は、世の常識と真逆の考え方を社内に導入し、できるようになることが競争力になると考えているからです。過去の成功体験の延長線では競争力ある変革は望めません。
改善知恵ブログ:トヨタ生産方式を失敗する会社と成功する会社の違いは何でしょう?⇒こちら
やってみて考える三現主義で過去の成功体験から脱却
過去の延長線から脱却し、今までの常識に囚われない新たなプロセス・方法で仕事を行うためには、まず経験することです。
経験したことのないことは、どんなに考えてもイメージがわかず、自分の過去の経験に置き換えて理解しようとしてしまいます。それでは、過去の成功体験から脱却できません。
考える前にまず「やってみる」。やってみて考えるスタイルが唯一、過去の成功体験から脱却する方法です。
1. 今まで絶対選ばないプロセス・方法を選択。(トヨタ生産方式のやり方など)
2. まず、やってみる。そして失敗する。
3. やって失敗した原因を探求します。事実から原因を掘り下げる。推定は不要。事実で見る。
4. 失敗原因を対策する。
5. もう一度やる。また失敗する。2から繰り返す。
6. 3〜5を繰り返していきすべての原因をつぶした時、今までの常識を超えた仕事ができる。
トヨタ生産方式の脱常識の仕事の仕方
過去の成功体験から脱却したプロセス・方法の仕事に改善するには、源流管理を取り入れることです。
リーン開発は、源流管理の考え方を取り入れた、現物、事実からの問題点の洗い出しと改善をはかる手法です。
リーン開発の特徴は、
- 仕事の上流で問題を解決して仕事の品質をつくりこむことかできる。
- 戦略や企画の実現性と競争性を早い段階に見極められる。
- リードタイムが短く戦略展開と実現のスピードアップに貢献できる。
- 製品や仕事の構造化が進み、変更対応性・拡張性・撤退の自由度が高くなる。
などです。
リーン開発の特徴は、下記動画ラーニングで解説中
自社に合った仕事の脱★常識プログラムを選びましょう
仕事の脱常識は、リーン開発手法の導入によってできます。
リーン開発はどのように進めればよいでしょうか。普遍的な決まった進め方はありません。各社各様に仕事のプロセス・方法は異なります。
自社の状況にあった進め方を選択し、組み合わせを行い、カスタマイズして進めることをお勧めします。弊社では、貴社の状況に合わせてリーン開発の導入を強力にサポートするサービスをご用意しております。